GENIの利益
経済
地域間のエネルギー送電系統連結により以下のような利益があります:
・ 国家間が共通の経済構造で結ばれます(規模の経済)。
・ 回避可能コスト
o 化石燃料の需要を削減し、
石油供給及び他の非再生可能燃料をより長く使用できます。
o 発電装置とそのメンテナンスの追加資本投資費用を削減します。
o 送電線施設とメンテナンスの追加資本投資費用を削減します。
・ 過剰生産能力を持った地域に、新しい電力市場を提供します。
・ 近隣の電力会社からより安価な電力を購入することができ、
電力事業会社の貯蓄を増やし、投資家へのリターンが増加します。
・ 開発途上国が余剰分の再生可能エネルギーを輸出することで、
開発及び債務返済等の必要な資金源を得られます。
・ 遠隔地から電力をより安く配送することができ、
輸入された高価な化石燃料に取って代わります
(燃料より電力を運ぶ方が安いです)。
・ 軍事産業が現在の雇用を維持しつつ市民組織に移行できる、
相互に利益のある事業実施を可能にします。
環境
送電系統の拡大により以下のような利益があります:
・ 火力発電(石炭、石油、ガス)の需要を減少させます。
・ 化石燃料燃焼が原因となって発生する汚染(温暖化と酸性雨をもたらすガス)
を減らします。
・ 電力事業会社がもっとも効率的で、経済的な発電機のみを使用するようになります。
・ 何千マイルも離れた資源から再生可能エネルギーを安く使用できるようになり、
汚染につながる化石燃料に取って代わります。
・ 開発途上国が電力を輸出商品化することにより、木材の伐採や売買に取って代わり、
表土浸食及び森林破壊を減らし、砂漠化を減速させます。
国際貿易と国際協力
電力エネルギーネットワーク拡大により次のような利益がもたらされます:
・ 近隣諸国が継続した貿易関係を結び、地域間紛争の原因を最小限にします。
・ 電力を連結した国家に瞬時に電力を供給します―先進国の経済に利益をもたらし、
開発途上国の経済を支援します。
・ 自転する地球上で絶えず変化している状況の中で、
過剰電力生産能力がある地域から需要のある地域へ電気を供給できます。
・ もともと敵であった国や開発途上国経済をつなぎます。
貿易取引国は戦争をめったにしません;ビジネスをする上で、
仕入先や顧客を攻撃するのはよくないからです。
・ 電力連結国家やその地域が電力の信頼性と質を向上させることができます。
・ より高価なエネルギーに費やすはずだった費用を自由に使える基金として「再消費」
する機会が得られることによって、医療や教育の質のを改善し、
間接的に国や地方経済を刺激します。
・ 国際協力や国際交渉により経験と政治的自信が増加します。
飢餓と過剰人口
社会のニーズを満たす十分なエネルギーを持った国家は、人口が安定しています。
適当なエネルギー量が利用可能であれば、
第三世界国家にもそのような状況になることが予測されます。
十分なエネルギーと電力があれば次のような恩恵が得られます:
・ 清潔な水を供給するためのインフラ(揚水機、ろ過器、浄水器)、
冷蔵庫、必需医薬品(小児ワクチン)を提供できます。
・ 食料配達制度の重要なあらゆる要素(用水路、交通機関、製造業、包装、冷蔵、
ゴミのリサイクル/再利用/処分)を支援します。
・ 幼児死亡率、そして後に、出生率を減少させます。
飢餓が社会全般の問題ではなくなります。
大家族が社会保障の手段として必要なくなります。
電力事業会社と運営効率化
全ての送電線は第一に経済性を確保する必要がありますが、
送電系統拡大によりその運営と信頼性に追加利益をもたらします:
・ 電力事業会社間のロードシェアリング
・ 近隣電力事業会社からの緊急予備電力
・ 日中の電力融通によるピーク時用電力貯蔵
・ 必要な追加生産能力拡大の延期
・ 電力系統の信頼性向上
・ 電力周波数と電圧調整改善
・ 環境によくない老朽化した発電装置を回収する能力